再計算の実際

過払い金返還請求の前に、まずはその額を確定する必要があります。一番手っ取り早いのは、自身の保管した書類を基に計算することですが、残念ながら紛失しているケースが後を絶ちません。長年借り続けていた場合、契約書、明細書の類を、気軽に捨ててしまう人が多いのです。もし発見することが出来れば、最初の借入日、以降の返済・借入日付、金額を確定させます。それが叶わなければ、最終的には取引経過をサラ金に請求するしかありません。開示請求書はサラ金が用意していることもあるので、その場合は指定のものを利用します。用意されていなければ、独自の書式を作成して代用することもできます。いずれにしても必要事項を記入し、押印するだけで、効力を発揮します。サラ金が求める場合は、身分証明書、小為替等を同封し、郵送します。

請求書を郵送後、数週間もすれば、取引経過が送られてくるはずです。万一応じなければ、電話で催促しても構いません。その際、いつまでに郵送してくれるという言質を必ず取りましょう。催促の結果送られてきたら、誤魔化しが無いかをきちんと確認します。相手が悪徳業者であるとの前提に立ち、とにかく記憶と相違ないかを隅々まで調べ上げます。誤りが無いと判断すれば、後は引直計算に取り掛かるだけです。

再計算で過払い金の存在が判明すれば、それ以上返済する必要はありません。すぐに返還請求に向けた行動を取り始めます。請求書の郵送先は、取引経過の送り元と思われる部署宛にするとよいでしょう。さて、この請求に対し、サラ金が素直に応じてくれるかは断言できません。これまでの傾向からは、応じない可能性の方が高いと思われます。応じてくれない時は、交渉に移りますが、下手に動かず、きちんと計画を立てることも大切です。